お役立ちコラム
冠水した車の処分を考える際のポイント
2026年10月03日
冠水した車はどうする?廃車・買取を早めに考えた方がいい理由
大雨や台風のあと、「車が水に浸かってしまった」「エンジンがかからない」「このまま廃車にしたい」という問い合わせをいただくことがあります。
冠水車は、事故車とはまた違う難しさがあります。外から見れば大きな損傷がなくても、車内や床下、配線、コンピューターなどに水が入り込んでいることがあり、見た目だけでは状態を判断できません。
ただ、その前に一番大事なことがあります。
冠水しそうな場所にいる場合は、車を守ることより人が逃げることを最優先にしてください。水位が上がってから車を移動させようとしたり、「もう少しなら走れるだろう」と冠水した道路へ入っていくのは非常に危険です。
車は廃車になっても何とかなります。人の命はそうはいきません。
万が一、車内に閉じ込められた時のために、緊急脱出用ハンマーを車内の手が届く位置に置いておくこともおすすめします。シートベルトカッターが付いたタイプなら、シートベルトが外れない場合にも使用できます。
水没するとパワーウインドウが作動しなくなることがあります。また、水圧がかかるとドアも簡単には開きません。脱出用ハンマーは基本的にサイドガラスを割るためのもので、フロントガラスは合わせガラスのため簡単には割れません。車種によってはサイドガラスにも合わせガラスが使われていますので、自分の車がどのタイプなのか一度確認しておいてもいいと思います。
普段は使うことのない道具ですが、いざという時のために一つ積んでおく価値は十分にあります。冠水のニュースを見るたびに、これはもっと多くの車に積んでおいてほしい道具だと思います。
さて、実際に冠水してしまった車ですが、特に最近の車は電子部品が多いため、シート下やフロア付近まで水が入った車は、その時点では動いていても後から不具合が出ることがあります。
警告灯が点いたり、電装品が動かなくなったり、配線や端子が腐食したりと、時間が経ってから症状が出ることもあります。
海水に浸かった車はさらに厳しく、塩分の影響で金属や配線の腐食が進みやすいため、修理して乗り続けるより処分を考えた方が現実的なケースも多くあります。
冠水車で気を付けたいのは、無理にエンジンをかけたり、何度も動かそうとしないことです。
水がエンジン内部に入っている状態で始動すると、大きな故障につながる可能性があります。また、電装系が濡れている状態で通電することで、不具合が広がることもあります。
「乾けばまた乗れるかもしれない」とそのまま置いておく方もいますが、冠水車は時間が経つほど状態が悪くなることがあります。
カビや臭い、サビ、配線腐食などが進み、最初は使えた部品まで傷んでしまうことがあります。そのため、今後乗り続ける予定がないのであれば、早めに廃車や売却を考える方が得策です。
ただし、冠水したからといって必ず価値がゼロになるわけではありません。
車種や年式、冠水した高さ、エンジンやミッションの状態によっては、部品として使える場合や、海外向けとして価値が残る場合があります。
タイロッドでは、冠水車を単純に鉄の重さだけで判断するのではなく、エンジン、ミッション、部品需要、海外輸出なども含めて査定しています。
そのため、「ディーラーでは廃車と言われた」「中古車買取店では値段が付かなかった」という車でも、買取できる場合があります。
当社は事故車、故障車、不動車、冠水車などを日常的に扱っています。
冠水して動かない車でも、引取りから廃車手続きまで対応可能です。引取り費用や手続き費用についても基本的に無料で対応しています。
冠水車は、置いておけば良くなる車ではありません。
修理する予定がなく、処分を考えているのであれば、状態が悪くなる前に一度査定しておくことをおすすめします。
そして何より、冠水している最中は車のことを考えすぎないでください。
車はあとから処分できます。まず人が安全な場所へ逃げる。それが一番です。
その後の車の処分については、当社で対応できます。
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