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車のエンジン警告灯が点灯!?すぐに売却?それとも修理?

最近の車の多くは各部品にセンサーが取り付けられていて、各部品の動作を車内に設置されたコンピュータが管理しています。
「あれ?昨日までのエンジンの音よりうるさい」とか「ATの変速のタイミングがおかしい」など、ドライバーが感じるように、あるいは感じられない部分までもコンピュータが“感じて”くれています。

車のエンジンを始動するときにスピードメーターを見てみると、エンジンがかかる直前にいろんな警告灯がパッと点きます。
エンジンがかかって数秒後にはほとんどの警告灯が消えてしまうでしょう。そこで「いやいや、警告灯がいっぱい点いたままだよ!」という場合は、車両異常の可能性が高いです。
今回の記事では、エンジン警告灯について、エンジン警告灯が点灯した車は売却できるのかという点を中心に解説していきます。
実際にエンジン警告灯が点灯したハイゼットグランカーゴを診断した結果も紹介しますので、参考にしていただけたら幸いです。

エンジン警告灯とは?

エンジン警告灯は、ほかの警告灯と同様に車のメーターパネル部分に表示されます。警告灯の形はエンジンの形をしています。
エンジン警告灯が点灯するのは、エンジン本体・エンジンに関わるパーツに異常が起きた時です。エンジンにはたくさんの制御システムがついているのですが、システム内で安全走行に支障があるとされたり、エンジン本体の性能が不十分とされた場合、警告灯が点灯・点滅する仕組みになっています。

エンジン警告灯が点灯する原因は?

一言にエンジン警告灯が点灯といっても、ランプの種類によっては異常ではないのに点灯しているものもあります。例えば車によってですが、水温計のない車両などランプで低温~高温を色の変化で知らせてくれますので、低温時に点灯が少し続いていても適温まで温度が上がったときにランプが消えれば異常ではありません。
バッテリーやオイル、エアバッグ(SRS)などそれぞれの警告灯は、その各単体部品やその部品にかかわる周辺部品の不具合の可能性が高いので、万が一警告灯が点いてしまっても、ドライバーが目で見て何が悪いのか理解できます。
ただエンジン警告灯はそうはいきません。エンジン内に取り付けられた多くのセンサーの内のどれが不具合になったのかは警告灯を見ただけでは全く判断できないのです。
エンジン警告灯が点灯してしまったら、専用のコンピュータで車両診断する必要があります。

エンジン警告灯が点灯した車は売却できる?

昨年度より、エンジン警告灯が点灯している車は継続車検が通らなくなりました。
よって、今までは警告灯が付いていても修理せずにそのまま使用している事も多々ありました。
現在はしっかりと修理しないと車検が通りませんので、車検のタイミングで修理または買取店等で売却する方が増加しています。
エンジン警告灯が点灯していると継続車検は通りませんが、売却は不可能ではありません。
ただしエンジン警告灯が点灯している状態では、買取店もどこが壊れているか判断できないので、高い査定額が付きにくいでしょう。
そのため、エンジン警告灯が点灯した車を売却する場合は、修理工場に車を見てもらって、原因を特定してもらうことがポイントです。
修理の見積もりを出してもらい「修理費用が安い場合は修理してから売却する」「修理費用が高ければ修理をせずにそのまま売却する」という選択をするのが良いでしょう。

エンジン警告灯がついたハイゼットグランカーゴを診断

今回は実際にエンジン警告灯が点灯してしまった事例をご紹介いたします。

先日、エンジン警告灯が点いたハイゼットグランカーゴの診断をしました。
診断機を運転席下のOBDⅡコンピュータ用カプラへつなげて診断します。
診断結果は「O2センサー異常」でした。

ハイゼットグランカーゴのO2センサーを交換

O2センサーは、排出される排気ガスの酸素濃度を測るセンサーです。
エンジンが温まってから作動するセンサーで、エンジンの燃焼している状態を燃焼した後に残っている酸素の量で判断しています。エンジンの燃焼状態によってコンピュータが燃料の噴射量の指示を出します。O2センサーは故障すると適正な燃料噴射量ではなくなるため燃費が悪くなったり、排気管の中に燃えカスが溜まったりします。車としては動かなくなるようなことはない故障ですが、一酸化炭素の排出量が上がるためにドライバーや同乗者の人体に悪影響を及ぼす危険性があります。2015年にはO2センサー故障とマフラー劣化の車両で一酸化炭素中毒でドライバーが亡くなられたという事故がありました。故障が出ていなくても5~10年、走行10万キロ程度での交換をおススメします。

 

 

 

 

 

 

O2センサーは排気管に取り付けられていますので
車体の下にもぐってセンサーを交換します。

取り外したセンサー(写真 右)は汚れていますね。
今回のエンジン警告灯が点く原因はO2センサーでしたが、診断してみないと判断できません。
O2センサーなどのセンサー故障であれば部品交換で対応が可能です。
修理金額も1万円~3万円以内でお車を買い替えるほどではないと言えます。

O2センサー異常以外でエンジン警告灯がつく原因は?

1.エアフローセンサー

故障原因でO2センサーの次に多いのがエアフローセンサーの故障です
エアフローセンサーはエンジンへ送る空気の量を測るセンサーで、エアクリーナー(エレメント)がひどく汚れてしまっている場合でも、エンジン送る空気量が減ってしまうため、エンジン警告灯が点灯することがあります。
エンジン吸気系のトラブル、故障でも点灯することもあります。
エンジン警告灯が点いたまま放置して乗っていると、エンジンが止まってしまうこともあります。

2.カム角度・クランク角度センサー

エンジンのカム、クランクの角度を測るセンサーで、カムやクランクは高速で動いているため、正常な位置からズレてしまうことがあります。
カムやクランクの角度はある程度ズレていてもエンジンは正常に回転します。ただそのまま放置して乗っていると、カム、クランクの角度のズレが大きくなり許容範囲を超えてエンジンを痛めてしまいます。
いかがだったでしょうか?
エンジン警告灯って何だろ?と思っている方には多少でも参考にしていただければ、と思います。

まとめ

エンジン警告灯は、エンジン本体やエンジンに関わる部分のトラブルをドライバーに知らせるものです。
ただし、エンジン内に取り付けられた多くのセンサーの内のどれが不具合になったのかは、警告灯を見ただけでは全く判断できません。
エンジン警告灯が点灯したら、専用のコンピュータで車両診断する必要があります。
警告灯が点灯した状態で運転するのは危険なので、必ず点検・修理をしましょう。
エンジン警告灯が点灯していると、車検は通りません。
エンジン警告灯が点灯した車は売却も可能ですが、原因を調べて、可能であれば修理後に売却するほうが査定額が高くなります。
修理費用が高額な場合はそのまま売却することを検討しても良いでしょう。

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