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スクラップと廃車の違いは?必要な手順や後悔しない方法も解説します!

スクラップと廃車が同じと思っている人が多いですが、じつは全然違う意味の言葉です。

スクラップはクルマを解体することを意味するので解体業者に依頼しますが、廃車は書類上の手続きを運輸局で行います。

 

そこで、スクラップと廃車の違いについてのほか、実際に手続きを進める上での流れや費用などについて解説します。

 

スクラップとは?

スクラップとは解体することです。

使えないクルマを処分することを、スクラップにするという人がいます。このスクラップにするという意味は、クルマをバラバラに解体することを意味しているので、一般ユーザーが考えるスクラップ=解体で間違いありません。

 

スクラップは、ただ解体するだけではありません。最近はスクラップといっても使える部品と使えない部品に分けています。この使える部品と使えない部品の違いは、使える部品が中古部品やリビルト部品として再販できる部品で、使えない部品はリサイクルに回される部品です。

車をスクラップすることは「ゴミとして処分する」ことだと思われがちですが、実はその反対です。スクラップする自動車のうち、まだ利用できる部分は取り出してリサイクルに回し、アルミや鉄などの部分は資源として再利用するために行われているのです。

 

 

スクラップと廃車の違いは?

車をスクラップすることは「廃車」と混同されがちですが、廃車とは車を手放すための事務的な手続きのことを差しています。それに対して、スクラップとは車を解体することで、スクラップと廃車手続きはセットで行われます。

廃車には「一時抹消手続き」と「永久抹消手続き」の2つの種類があります。一時抹消手続きは、長期の海外出張や入院などによって乗らない場合に行う手続きです。一方の永久抹消手続きとは、文字通り永久にその車に乗らない場合に行う手続きのことです。

 

 

 

どのような車をスクラップするのか?

「修理しない・出来ない場合はスクラップしたほうがよい!」

故障している車であれば、修理をすればそのまま使えますが、直す気がないならスクラップにして処分してしまった方がよいです。修理をせずに放っておけばさらに故障は悪化しますし、いざ直そうと思い立った場合に修理できず、修理は可能でも費用がかかりすぎる場合があります。 また一時抹消登録をして名義を消した場合でも、税金の課税は免れますが、一部の税金については還付が受けられませんし、何より使わない車を保管しておく場所がもったいないです。修理するならすぐにおこなった方がよいですし、修理の意思がないなら、スクラップにして処分した方がメリットは大きいでしょう。

 

 

車をスクラップする方法!

車をスクラップするには、自分で解体業者に持ち込み、廃車手続きも自分で行うことも不可能ではありません。しかし、廃車手続きのための書類準備などには手間と時間がかかってしまいますので、一連の手続きを引き受けてくれる廃車買取業者に依頼することをおすすめします。

 

スクラップするとお金が「もらえる?」「かかる?」

【廃車買取業者に依頼すると】

スクラップにすることを考えているということは、それだけ車の状態もボロボロであるということです。車の状態があまりにボロボロで、中古車販売店などに持ち込んでも値があまりつかず、場合によっては買取拒否をされる、引取だけで有料になってしまうということもあります。

しかし、廃車買取業者に依頼すると、不要な車を高額で買取してもらえるということも大きなポイントです。更に面倒な廃車手続きなども基本的には無料で代行してくれるところが多いです。

 

廃車買取業者は、中古車販売店などとは異なり、自動車の各部品などの価値を見出してくれるので、値段をつけてくれます。そのため、人を乗せて走る車本来の価値はゼロであっても、部品や鉄やアルミなどの資源に対して値段をつけて、高額で買取してくれるのです。

買い取った部品や資源は、中古市場で販売したり、海外へ輸出されています。

 

 

【ディーラーなど販売店に依頼すると】

ディーラーなどの販売店でも、スクラップをお願いできます。

車のことはとにかくディーラーに任せればいい!と思える信頼感はバツグンですよね。

 

方法はとってもカンタンです。

(1)ディーラーに問い合わせる

(2)ディーラーに車を引き取ってもらう

たったこれだけ。

スクラップや廃車の手続きはディーラーが代行してくれます。

 

ただし、手数料がかかってしまいます。

その金額なんと1万〜8万円!

内訳は「レッカー代」「解体費用」「手続き代行費用」などなど

 

ディーラーなど販売店にスクラップを依頼することはトクな方法とはいえないのです…

<メリット>

・工場に持っていく手間を代行してもらえる。

・廃車手続きを代行してもらえる。

<デメリット>

・手数料が意外とかかる。

 

 

【ご自身でスクラップ及び廃車手続きをすると】

1.解体業者を選ぶ

自動車解体業者はたくさんありますが、買取価格にも大きな差があります。まずは、事故車や故障車の解体を担当してくれる業者を探しましょう。中には走行不能な車でも買い取りが可能な業者もあります。

 

2.車両の運搬を行う

処分する際には、解体業者まで車を運搬しなくてはなりません。もちろん車を引き取りに来てくれるサービスが備わっている会社もあります。この場合、運搬料がかかることもありますので、比較してみるとよいでしょう。距離によって金額が違うので、出来るだけ自宅に近いところを選ぶようにしましょう。

 

3.解体報告記録日と移動報告番号をメモする

車のスクラップが完了したと業者から連絡を受けた日をメモしておき、移動報告番号を知らせてもらいましょう。また、リサイクル券番号のハイフンを除いた番号が、移動報告番号となります。 解体報告記録日は、廃車を依頼した引取業者へ確認します。

解体報告記録日は、のちに申請書類に書く必要があるのでこの作業は忘れないようにしましょう。

 

4.廃車手続きを行う

必要書類を準備できたらお住まいの運輸局に行きます。まず、ナンバープレートの返却を行いましょう。手数料納付書をもらい、ナンバープレートの番号を記入し、ナンバープレートと手数料納付書を窓口へ渡します。手数料納付書へ受領印を押印したものが返却されますので、その手数料納付書に印紙等を貼り、運輸局内の申請窓口に必要書類を提出しましょう。

 

その他の注意点!

1. 自動車税の還付手続きを行う

自動車税は都道府県税で県から課税される税金です。

自動車の廃車手続きが完了したら、運輸局の同じ敷地内にある自動車税事務所で自動車税の抹消申告を行いましょう。 自動車税申告事務所にて、自動車税申告用紙を入手し、必要な事項を記入しましょう。この自動車税の抹消申告を行うことによって、自動車の廃車手続きを行った翌年度からの廃車した車に対する自動車税の納付書が送られてこないようになります。また、自動車の廃車手続きを行った翌月から、年度末(3月)までの自動車税が月割りで返還されます。 普通車であれば、納めた自動車税が申請すれば還付され、軽自動車の場合は自動車税の還付がありません。

 

2.自賠責保険の解約を行う

自賠責保険は、法律で加入することが義務付けられており、いわゆる「強制加入」と呼ばれている保険です。すべての車保有者に義務付けられているものなので、忘れずに保険会社に連絡して、自賠責保険の解約を行いましょう。払いすぎた保険料は解約した日から月割で払い戻されます。必要な書類は、以下の通りです。

 

3.自動車重量税の返金を申請する

自動車重量税は国税で車検を受けている自動車に課せられる税金のことです。自動車重量税の返金手続きは、自動車を解体した後に「永久抹消登録」の手続きと同時に行えます。返金の申請書は、永久抹消登録の申請書と一緒になっているので、廃車の手続きと同時に、自動車重量税の返金の手続きもしてしまいましょう。

 

 

 

まとめ

以上のようにご自身で車をスクラップ及び廃車手続きするのは大変手間がかかります。

また、その後の廃車事務手続きをしっかり行っておかないと、存在しない車のお金を払い続けることにもなるので注意が必要です。

必要な書類も多いため、何度も出かけることの無いように、あらかじめ把握してから廃車を行ったほうがよいでしょう。

しかし、今回ご紹介させていただきましたように、多くの場合、車には部品や資源としての価値が残っており、専門業者に任せてしまえば大切に乗られてきた愛車を買取してもらえる上に、廃車手続きの不安も解消されることと思います。

 

廃車には費用をかけず、お得に愛車を処分することをお勧めします!!

 

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