東京都八王子市の雹害車買取事例をご紹介｜事故車・廃車買取専門店のブログ

2024年9月、八王子市を中心に突発的な気象変化が発生し、短時間に激しいひょうが降り注ぎました。地域一帯が大粒の氷に襲われ、住宅や自動車、農作物に至るまで広範囲に被害が確認されています。市内では窓ガラスの破損、外壁の損傷、店舗の看板倒壊といった被害が相次ぎ、救急搬送される住民も出るなど非常に大きな災害となりました。

特に深刻だったのが、自動車への被害です。屋外駐車中の車両には無数の凹みがつき、ボンネット・ルーフ・フェンダーなど広い範囲で変形が発生。中にはフロントガラスが粉砕してしまった車も見られました。ひょう害は一見軽症に見えてもパネル全体に被害が及んでいるケースが多く、修復には大掛かりな作業が必要になります。

実際、八王子市内の板金工場やディーラーには修理依頼が殺到し、受付段階で「数カ月待ち」と案内される状況が続きました。こうした背景から、「修理を待つより、ひょう害車として売却したい」という判断をされる方が非常に多かった印象です。
しかし実際に売却を検討した際、多くの方が悩まれるのが、

• ひょう害車はいくらで売れるのか

• 正確に評価してくれる業者はどこか

• 通常の買取店に持ち込むべきか、専門店が良いのか

といった点です。

ひょう害車は、一般の中古車と査定基準が大きく異なります。外装全体に傷・凹みが広がっているため、通常の買取業者では大幅な減額や「修理費の方が高い」と判断され、想定よりかなり低い金額を提示されるケースも珍しくありません。

そこで今回は、2024年の八王子市のひょう被害で弊社へご相談いただいた事例の一部をもとに、ひょう害車売却時の判断材料としてお役に立てればと思い、いくつかのケースをご紹介いたします。

八王子市でひょう害に遭われ、
「修理すべきか売却すべきか迷っている」
「どこに査定を依頼したらよいかわからない」
という方は、ぜひ参考にしてみてください。

【BMW　１１８i】買取金額623,000円

外装には、ボンネットやルーフ、さらにはフェンダー部分に至るまで複数の箇所でひょうによる小さな凹みが確認されました。しかしながら、それらのダメージがあったとしても、全体のボディラインは美しく保たれており、滑らかな面構成や力強いフォルムなど、BMWらしい上質さと存在感はしっかりと感じられる状態でした。ひょう害車でありながらも、車が本来持つデザイン性と雰囲気は損なわれておらず、大切に扱われてきたことがうかがえます。

一方でインテリアに目を向けると、こちらはさらに良好なコンディションを維持しておりました。令和1年式という比較的新しい年式に加えて、走行距離がわずか9,000kmと極めて少ないこともあり、シートのへたりや内装パーツの劣化はほとんど見受けられません。車内は清潔感があり、レザーの質感や操作スイッチ類の状態なども非常に良好で、丁寧に扱われてきた痕跡が随所に見られました。

全体を通して、オーナー様が日頃からこまめにメンテナンスを行い、大切に乗られてきた一台であることが強く伝わってくるお車でした。

（買取車両）
令和1年式
BMW 118i
Mスポーツ エディションシャドー
走行距離：9,000km

【ホンダ　Ｎ-ＶＡＮ】買取金額700,000円

ボンネットやルーフ、さらにはフェンダー部分に至るまで、複数のパネルにひょうが当たった跡がはっきりと残っており、外装は全体的に被害を受けた状態でした。ひと目で今回の天候による影響の大きさが感じられるお車でしたが、しかしながらその外装の損傷とは対照的に、車内のコンディションは非常に良好で大きなギャップが印象的でした。

高年式で走行距離もわずかという条件に加え、シートのへたりや内装の汚れもほとんど見られず、車内は清潔感にあふれていました。オーナー様が日頃から丁寧に扱い、こまめにメンテナンスされていたことがしっかりと伝わってくる状態です。さらに、エンジンや足回りなどの機関系についても念入りに確認したところ、動作に問題は一切なく、走行性能や安全性に関わる部分も十分に良好なコンディションを維持していました。

これらのポイントを総合的に判断し、市場の相場感を踏まえつつ、状態に見合った最大限の査定額をご提示させていただきました。その結果、オーナー様にもご納得いただき、当社にて買取をさせていただく運びとなりました。

（車両情報）
令和4年式
HONDA　N-VAN
+スタイルファン
24,543km

【スバル　クロストレック】買取金額1,400,000円

ご自宅の屋根付きガレージに駐車されていたとのことですが、それでも天候の影響を完全には避けきれず、ボンネットやルーフをはじめとした複数のパネルにひょう害による凹みがしっかりと確認できる状態でした。外装には明確なダメージが残っていたものの、車自体は高年式で走行距離も非常に浅く、内装のコンディションは驚くほど良好でした。シートのへたりはほとんど感じられず、車内の使用感も少ないため、これまで丁寧に扱われ、大切に乗られてきたことがしっかりと伝わってきました。

さらに、ホイールやナビといった主要装備はすべて純正のまま揃っており、スマートキーの予備、保証書、車両取扱説明書など付属品もフルセットで完備されていました。グレードも上位仕様の「リミテッド」で、シートヒーターやパワーシートなど快適性の高い装備が充実している点も好条件。こうしたプラス要素も含めて、総合的に高い評価をさせていただくポイントが多いお車でした。

（車両情報）
令和5年式
SUBARU　クロストレック
リミテッド
11,100km

【スバル　インプレッサＸＶ】買取金額700,000円

このお車は被害の程度が非常に深刻で、まさに「ゴルフボールほどの大きさの雹が直撃したのではないか」と想像させるほど、車体全体に深く大きな窪みが広範囲にわたって確認できました。ボンネットやルーフはもちろん、左右のフェンダーやドアパネルまで凹みが連続しており、外装全体が強い衝撃を受けたことが一目でわかる状態でした。さらにその影響は外板だけにとどまらず、フロントガラスは無数のひびが広がり完全に割れてしまっており、後方のテールランプも破損して内部が露出するほどの損傷を受けていました。

（車両情報）
平成30年式
SUBARU　インプレッサXV
2.0i-Sアイサイト
32,500km

まとめ

お客様から伺ったお話を振り返ってみても、「雹害車」の買取金額は査定を行う業者によって驚くほど大きな差が生じることが改めて分かります。一般的な中古車買取店の場合、通常の車両査定には精通していても、事故車・故障車・災害車といった特殊な車両の評価基準や適正な相場感を十分に把握していないケースが多く、その結果、どうしても査定額が低くなりがちです。そのため、雹害車の売却を検討されている方には、通常車よりも専門性が求められる「事故車買取専門店」を選ぶことを強くおすすめいたします。

また、雹害車は市場に多く出回るタイプの車両ではないため、適切な販売ルートを持っているかどうか、また雹害の特性を理解した査定方法を確立しているかどうかが、買取金額に大きく影響します。これまで多くの災害車・損傷車を扱ってきた実績がある業者であれば、より正確で納得感のある査定を受けることができるため、安心して売却を進められるでしょう。

どの買取業者に相談すべきか分からない、相場が分からず不安という方は、ぜひ事故車買取専門店「タイロッド」へご相談ください。経験豊富な専門スタッフが、お車一台一台の状態を丁寧に見極め、最適なご提案をさせていただきます。

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