車種別の維持費とリセールバリューから見たクルマ選び！｜事故・廃車買取専門店のブログ

 

クルマを所有していると様々な維持費がかかり、負担と感じる方も少なくないと思います。

節約しようとしても税金や保険料、車検代など節約しようがないものも多々あるのが現実です。

今回は、クルマの維持費内容を整理して考えながら、車種による維持費の違いがあるのか、

また車種別のリセールバリュー（再販価値）を調べ「維持費とリセールバリュー」の関係からみた

クルマ選びを考えてみましょう。

 

 

クルマを維持するのにいくらかかるのかをに車種別（タイプ別）で見てみましょう

〔年間の維持費〕

維持費の項目	年間の維持費概算金額
	コンパクト（フィット）	ミニバン（ヴォクシー）	セダン（フーガ）
車検費用（2年分）　※１	59,390円	75,790円	75,790円
任意保険料（1年分）※２	58,000円	74,000円	74,000円
自動車税　※３	34,500円	39,500円	45,000円
燃料費　※４	48,979円	96,000円	141,177円
駐車場代　※５	120,000円	120,000円	120,000円
その他費用　※６	68,000円	68,000円	68,000円
合計金額	388,869円	473,290円	523,967円

※１　某カー用品店のタイプ別車検費用を参考（店舗により金額は異なる）。車検費用内訳（基本料金、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代）。

※２　自動車保険料の概況報告から平均的な金額として計上。

※３　エコカー減税などは考慮しておりません。

※４　ひと月の走行距離を800ｋｍとしてメーカーが公表するＷＬＴＣモードで、ガソリン代150円／Ｌで計算しております。

※５　月極駐車場をひと月10,000円として。

※６　高速道路料金や雑費をひと月5,000円とし、エンジンオイル交換を年間2回したとして。

 

タイプ別でみると最も維持費が安いのがコンパクトカーのフィットになります。

燃費の違いが大きく影響していることがわかります。

車検費用は2年に一度、任意保険は1年に一度（または複数年契約される方も）と金額は大きいものの、支払い頻度は多くありません。それに対してガソリン代は日常的に支払いがあるので大きな出費といえます。

また毎月かかる駐車場代も負担に感じる方も多くいらっしゃると思います。

 

「フィット」「ヴォクシー」「フーガ」のリセールバリューを検証してみましょう

	平成29年式（5年経過）
車種	フィット	ヴォクシー	フーガ
型式	GK3	ZRR80G	Y51
グレード	13G・Fパッケージ	X	Aパッケージ250GT
新車価格	1,425,000円	2,496,960円（7人乗）	4,193,640円
オークション相場平均価格　※1	約62万円	約153万円	約182万円
残価率	43.5％	61.3％	43.3％

■走行距離は３車種ともに４～５万キロ内として

■※1　オークション相場は評価点4.5点車両（状態の良いもの）から検索

 

リセールバリューの結果はトヨタ車ヴォクシーがダントツに良い結果となりました。

 

 

まとめ

お車を購入する際に選ぶ基準は様々かと思います。

「見た目やボディタイプを重視したい」

「家族がいるので子供たちと楽しみながらカーライフを過ごしたい」

「好きなメーカーから選びたい」

「予算や燃費、安全性能を重視したい」

などなど

 

その中で今回は「維持費とリセールバリュー」の関係からみたクルマ選びするとどうなのか・・・

 

税金や保険料、燃費など維持費を重視したクルマ選びだと必然的にコンパクトカーになると思います。

しかし、リセールバリューの良い車種、すなわち人気のクルマを選ぶことによって、新車購入時の金額は

高いものの、数年後の車両価値が高いことを加味すると、購入時の車両価格差ほど大きな出費ではなく、

「ワンランクアップのクルマを楽しめる！」という考えも選択肢としてよいかもしれません。

特に同じボディタイプ（ミニバン同士など）での比較をした場合は、リセールバリューの高いクルマを選ぶと

残価率の高さがもたらす恩恵をより実感できると思います。

 

是非、クルマ選びの材料の一つとしてご参考になさってみてはいかがでしょうか！

 

（おまけ）

リセールバリューの高いクルマはいろいろな車種がありますが、

普通車ではアルファードやヴェルファイアがリセールバリューの良い代表的なクルマになります。

ご存じの方も多いのではないでしょうか。

また同じ車種でもグレードによっても大きな違いが出てきます。

例えば、今回ご紹介したヴォクシーではグレード「X」と「ZS」「ZS煌」では10～15％位残価率がアップすることも珍しくありません。

購入時にはグレード選びも慎重にご検討されることをおススメします！

 

 

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