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車査定のチェックポイントを押さえて高く売ろう!査定士が徹底解説!

車を売却する際には、どの買取り業者でも必ず査定を行います。今回は車の買取り店では、査定士が車についてどのようにチェックしているのか、詳しくご紹介したいと思います。

 

車の査定は査定士が行います

車の査定は、車のプロフェッショナルである査定士にしかできない仕事です。
単に車について詳しい知識を持っているだけではなく、中古車自動車査定士技能検定と呼ばれる資格試験に合格した人などが査定士の仕事をしています。
資格を持っていなくても車の査定を行うことは可能ですが、適正に査定額を出すには車に関する専門的な知識が求められます。

 

車の査定時にチェックされるポイントを押さえよう

それではプロの査定士が中古車の査定時にチェックする項目を確認していきましょう。
車査定では項目ごとに、新車に近い又は新車以上の価値があるかを見ていきます。

 

書類(車の基情報)

車の査定は、車の外見や車内、エンジンなどを細かくチェックすることはもちろん、車に関する書類が重要ポイントになります。

車の査定を依頼するには、車検証の提示が必要となります。
車の査定士は、車種やグレード、車の整備手帳(車のメンテナンスに関する情報)、車台番号などを確認して、点検や整備の履歴、走行距離の矛盾を入念にチェックします。
車検残が多い、新車購入は評価ポイントとなります。

車について査定士がチェックした内容について、手元にあるシートに記入して次の作業に入ります。

 

外装

車の査定士は、最初に車の全体の状態を見ます。
車体の傷の有無や、車高や車体が傾いていないか、塗装の状態、違法な改造の有無、パネルの隙間などを入念にチェックします。

特にパネルの隙間は、これまでの事故歴や修復歴などが把握できる重要なチェックポイントです。
車を購入してから1度も事故を起こしていない車や修理をしたことがない車は、フェンダーやドア、ボンネットの隙間が均一になっているので、査定に反映されます。

次に外装の各部分ごとのチェックポイントを紹介します。

 

フロント(ボディ前面)

車の前面にあるフロントガラスやナンバープレートの傾き、ボンネットの隙間、ヘッドライトの左右差などの状態を入念にチェックします。
バンパーやガラス、ボンネットの傷の有無や、塗装の状態から修理した跡が無いか、傷の程度を確認します。

 

サイド(ボディ側面)

車の側面に位置するドアのパネルのへこみや傷、パネルやフレームの隙間などの状態や、ホイールの傷やタイヤのサイズ、溝の深さなどをチェックします。

ドアの下に位置するサイドシルを下から見て、大きな修正をするときに使用される修正機のクランプ跡や損傷、腐食などがあるかどうかをみたり、ウェザーストリップなどを外し、スポット溶接の跡などを確認します。
車のドアを開けたり閉めたりして、ドアのパネルのボルトやシーラーをチェックして、修理や交換した跡がないかどうかを細かく確認していきます。

 

リア(ボディ後方)

車の後面にあるテールランプの左右差やマフラー、パネルの傷やゆがみなどを入念にチェックします。
特にタイヤハウスのスポット溶接跡がない、またはずれている場合は、これまでに修理や交換をした可能性が高いので、ここもしっかりみます。

 

ルーフ(天井)

査定士は、車の前面、後面、サイド、そして天井もしっかりチェックしています。とくに、天井は太陽の光など外からの影響を受けやすいので、へこみや傷、車体の色褪せ、アンテナの状態、塗装が剥げていないか、チェックします。もし、ルーフに歪みが確認できた場合はかなり大きめの事故の痕跡となり大きく評価が下がります。
普段車に乗る時に、車の天井の様子を見ることはまずないと思いますが、大粒の雹(ひょう)が降った場合、天井の部分がもっとも衝撃を受けるので、傷がついて目立つこともありますが、とくに珍しいことではありません。

 

内装

査定士は、車体の外側とともに内装も、入念にチェックして適正な査定額を出しています。
カーナビやオーディオ、パワステ、エアコン、パワーウインドウ、ルームランプなどの電気関係の部品を中心に、正常に動いているかどうかチェックします。

また天張やシートのヘタ具合、ブレーキペダル、アクセルの状態など、電動シートの動作について確認します。
ドアロックやドアミラーなども、動作が可能なものはすべて動かしてチェックするのが査定の基本です。

カーペットの下も確認し、冠水歴が無いか確認します。カーペットの下は通常であれば汚れませんので、ここに泥がある場合冠水車として大きなマイナス評価となります。
目に見えるものだけではありません。車内の臭いも重要です。カビ、タバコ、ペットなどの異臭はかなりのマイナス評価となります。

次に内装の各部分ごとのチェックポイントを紹介します。

 

トランクルーム

査定士は、トランクルームの中の状態がどのようになっているか、スペアタイヤの下がさびついていないかどうかを確認します。
車のトランクを開けると、ボルトの塗装や縁のシーラーなど、車体と接合する部位、トランクフロアにシワや交換の跡が無いか細かくみていきます。
フロアに損傷がある場合、大きめの追突事故があった可能性が高いと判断されます。

 

エンジンルーム

エンジンルームは車の肝心要の部分であり、車の心臓とも言える存在なので、エンジンの修復歴やエンジンオイルの漏れ、エンジン音に異常が発生していないかどうか、入念にチェックします。

ボルトの塗装やボンネットのシーラー、ヘッドライトの取付部分はもちろん、とくに長年乗っている車や走行距離が長い車は、ファンベルトやタイミングベルトが劣化していないかどうか、確認します。
エンジンは車の心臓部ですから、エンジンの状態がすべて良ければ、査定額に反映されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

車の査定額を上げるためには?

  • 必要書類は揃えておきましょう。
    車検証が無いだけで正しく査定をする事ができません。
  • きれいな状態を保ちましょう
    売却前に慌てて掃除や洗車をするよりも、日ごろからきれいにしている方が痛みの進行が遅いうえに、いざという時も慌てずに済みます。
  • 純正部品や備品は保管しておきましょう
    ホイールやエアクリーナー、足回りなど改造をしたときに外した部品は売却時にセットで売却しましょう。もしマイナス評価の改造でも部品があれば何とかなります。
    また、スペアキーも査定時に何本あるのか見せるとよいでしょう。
  • オプションパーツのアピール
    純正オプションで付けたものは明細を見せるなどしてアピールしましょう。
  • 部品を外すのはやめましょう
    ナビやETCなどビルトインの物が欠品するとマイナスとなります。外すのはやめましょう。

まとめ

査定はかなり奥が深く、プロの査定士は細かいところまでチェックしています。見た目の綺麗さ傷の有無だけではなく、今までその車がどのように使われていたのか、今後どのような修理が必要なのかを見ています。日ごろから丁寧に使いしっかりメンテナンスをする事が売却時の金額に現れます。また、それらのプラス評価をしっかりとしてくれる買取店を選ぶ事が大切です。

 

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